Yaohacciの畑では少しずつ、小豆を収穫しています。

店で販売している、鶴頸種苗流通プロモーションさんの伝統野菜種子「岩手大納言小豆」の売れ残りを播いたもの。

大豆の横に少しだけ播いたものがよく育って、実をたくさんつけています。

この小豆や大豆など、栄養豊富な豆類を育てて収穫までこぎつけると、とても満足感があります。

自己満足、以外の何ものでもありませんが。。

小豆を煮るシーンを想像すると、なんかあったかいですねぇ。

鍋から立ちあがる湯気が目に浮かびます♨︎

その小豆。

出典がはっきりしない数字しか出てこないので信頼性に疑問があるかもしれませんが、現在の自給率は60%弱。

意外に高い?と思うかもしれませんが、10年程で20%近くも低下してきているらしいです。

以前も紹介しましたが、大豆に至ってはその自給率はなんと7%(2017年度。油糧用含む。農林水産省ホームページより。)。

食品用に限っても25%。

今日の、日本農業新聞の1面。

「買い手優位 終わった」の見出しで、輸入大豆価格が2年で6割も上昇している事などを例に挙げて、食料安全保障の脆弱さが増していること、同時に、国産供給拡大への追い風、との記事。

食料全体の自給率は、昨年度は前年から1ポイントだけ上がって38%。

もう30年近く、このくらいの数字で横ばい。

自給率が低いままで、「買い手優位は終わり」という時代に突入していく状況に危機感を覚えます。

(チャンスでもありますが!)

でもこんなことは10年以上前から見えていたことで、温暖化対策であったり、この食料安全保障のことであったり、先手を打った対策ってホントされないもんだなと、ため息が出ます。

食べものにかんしては、もう15年ほど前に読んだ、「食糧争奪」(柴田明夫著)などでその問題や課題について発信されていました。

なるべくして、そこで書かれていたような状況になってきて、でも食べものを取り巻く状況は呑気なことにほぼ変化なく。。

遅いんだけど、そんなこと言っても始まらない。

今から、ベターな選択を一つ一つやり直していきたいですね。

自分の価値観を見直す。

安さに価値を求めすぎない。

自分に都合の悪いことも直視する。

全体を見て考える。

キレイな小豆の粒を見つつ、あらためて思う、いろいろ。

そんな事を考える、雨の午後。