今日のhacci farm。
たわわに実る、大豆。
(農薬も化学肥料も全く使っていません。収穫のための除草剤も使う理由がありません)
私たちの生活に欠かせない、大豆。大事なタンパク源。
農水省のホームページから、大豆に関する数字を拾ってみました。
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〈国産大豆の成分〉
タンパク質33.8% 炭水化物29.5% 脂質19.7% 水分12.4%
( タンパク質は植物でダントツね。)
〈自給率〉
7%(平成29年)
※油の原料用を除いて食品用に限ると25%
〈生産費〉
20,419円/60kg(令和元年)
〈国産価格〉
10,346円/60kg(令和元年産)
(??、価格(入札取引価格)が生産費より少ない)
〈国産大豆の10a(1,000㎡)当たり収量〉
167kg(2018年)
※アメリカは347kg
〈輸入大豆の関税〉
1972年以降、ゼロ
〈輸入相手国〉
平成30年データ
アメリカ 232万t
ブラジル 56万t
カナダ 33万t
中国 3万t
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〈素朴な疑問〉
・あくまでも平均のデータなので一概には言えませんが、生産費が価格を上回っているってどういうこと⁉︎
・大事な食糧。輸入頼みってコワイ。国産に価値が与えられていないんだからしょうがないね。
・国産の単収は海外に比べてかなり低い。日本の農業は優秀ではないのか⁉︎価値が与えられていないから仕方のないことなのか?
・関税ゼロで、価格で競えない状況を作っているのは、大事な食糧供給の観点からはやっぱり良くないんじゃないか?食糧も取引の道具。
・大豆のような食糧も、地産地消が当たり前になったらすてきだなぁ。加工品も含めて。
大豆に限らず、小麦も似たような状況だと思います。
大事な食糧の“価値”に疑問を感じます。
多くが輸入品ということは、輸入品に価値が与えられているということ。
その価値とは、つまりは“価格”。大事な食べ物の価値は、“価格”ではない。
自分自身が“価値”をしっかり考えなければ、いつかそのツケが自分に回ってくる。
たわわに実った大豆を前に、いろんな違和感が頭を巡ります。