昨日の畑。ホウキモロコシの収穫。昔よく使われていた座敷箒の原料になる作物です。

富士見市で座敷ぼうき作りの伝承に取り組む小森さんが畑に来てくださって色々教えていただきました。生育には合格をいただき、市内小学校でのホウキ作り体験に使ってもらえることに。活用してもらえるのは嬉しいなぁ。(ちなみにこれも、農薬なし、化学肥料なし。肥料は頂き物の、平飼い養鶏の鶏糞。)

富士見市はかつて座敷箒生産が盛んで、原料であるホウキモロコシの主要産地でもあったんだそうです。数年前にタネを分けてもらい、種継ぎと思って作り始めたホウキモロコシ。今年は、晴れて箒になれます。

たべものだけでなく、大地の恵みから道具をつくる、衣服をつくる。昔はそれが当たり前だったのに、いつからか、そんな事を考えるきっかけすらない気が。。モノはいつでもふんだんに売られていて、特に有り難みを感じることもなく、時に浪費する。野菜や穀類だけでなく、ホウキモロコシや綿の栽培を通して、“たべもの”、“モノ”の自然に逆らわないサイクルに触れ、あらためてそれらの“価値”を思う。六畝の畑から、気づきがあり、学びがある。