スリランカで、社会課題に向き合う活動を続けている石川直人さんが訪ねてくれました。
お会いするのは15年ぶり?くらいでしょうか。
石川さんとスリランカとの出会いは、彼が青年海外協力隊の環境教育隊員として派遣された2002年。
たまたま派遣されたスリランカ。
そこで直面した災害や問題。そこから見えてきた課題。
それらに向き合い、解決のための方法を考え、行動をし続けている石川さんです。
私が石川さんに出会ったのは2007年。
スリランカ中部で発生した大規模な地滑り被災地の支援をする現地NGOに、私が当時所属していた団体から資金的支援をさせていただいたのが最初です。
石川さんは現地NGOスタッフとして、青年海外協力隊の任期終了後もスリランカでの活動を続けていました。
これより前には、あのスマトラ島沖地震があり、スリランカも津波被災。
それら眼前の問題に向き合い、時に疑問や憤りを持ち、当事者への支援のあり方を考え、活動を続けている石川さん。
モットーを尋ねると、「共に歩く。持続可能な社会をつくる。」
開発途上国への外国の支援、援助というものは基本的には期間限定。
もともと基盤がしっかりしたところであれば、短期的な人的、資金的援助で発展に向かえるかもしれませんが、基盤が脆弱であればなかなか難しい。
援助頼りの状態、マインドに陥ってなかなか自立発展に向かえなかったり。
自己中心的な援助でその状態を作り出してしまったり。
「共に歩く」ことって、とても難しい。
私も、アフリカのボツワナ共和国やインドネシアのスマトラ島での協力活動に携わった事があるのですが、共に歩き続けるためには「骨を埋める」覚悟が必要だと思いました(若い!笑)
その覚悟がなければ私のフィールドは開発途上国ではなく、国内で持続可能な社会づくりに向けた小さな選択を積み重ねること。そんな事を考えながらの、「今」。
石川さんは、ずっと共に歩み続けています。
しかもスリランカに拠点を置いて。
(「アプカス」という団体を設立し、現地NGO登録、日本でも特定非営利活動法人として認定を受けて活動しています)
「よくやるよなー!」
、、つくづく思います(笑)。
石川さん、「アプカス」は現在、国際協力に「ソーシャルビジネス」を掛け合わせる事で、当事者たちが持続発展していくための取り組みをしています。
その一つが「Kenko 1st」という循環型農業ブランド。
他にも、指圧サロンの開業や女性グループの手芸品ブランド展開などに取り組んでいます。
久しぶりにお会いして短時間でしたがお話を伺い、勝手にちょっと宿題を渡されたような。
そんな時間でした。
いまだに単身で頑張り続けているのか気になってお聞きすると、スリランカの方とご結婚され、今回は奥さま、お子さんとの一時帰国とのこと。
奥さまは「私と子どもは日本にいるから、あなたスリランカ戻って頑張って。」とか。。
いいね!(笑)
石川さん、アプカスの活動についてもしご興味を持っていただけましたら、
↓ ちょっと覗いてみてください。