或るご年配のお客様。

この袋、もう何回使ってくださっているだろう。

優に10回以上。

もっと、もっと。

プラスチック袋よりはマシかなと思って使ったけれど、結局は「使い捨て」の意識があった。

その意識を、このお客様が変えてくれた。

「この袋ほんと丈夫ね」

いつも笑顔でお買い物をしてくださいます。

“何か”を、“何か”に変えたって、“使い捨て”の意識のままでは、どこかに負荷がかかり続けるのではないだろうか。

些細なことを、少しずつ。

...「レジ袋有料化」がまたとやかく言われたりもしますが、あれはあれで、良い“きっかけ”と思っています。

なんでも、少しでも“マシ”と思うことはやればいい。

そこをとやかく言ってる場合じゃない。

些細なこと、は何もインパクトがないし、何にもならないかもしれない。

でも、些細なことでしか始められない。

些細なことを、坦々とやっていきたいと思います。

“気づき”をくれた紙袋、お客様です。